「信頼」(H29.2月コラム)

「勉強しなさい」、「勉強しているの?」  ついつい、子どもに勉強しなさいと言ってしまいがち。
言わないといけませんが、その時の心持ちが肝心です。子どもを信頼しているという心があるかどうかです。

「信頼」ということば。「信用」という言葉と比べると、意味が浮き彫りになります。
「信用取引」はあっても、「信頼取引」という言葉はありません。
「信頼関係」という言葉はあっても、「信用関係」という言葉はありません。

【辞書的】には、
信用:確かなものと信じて受け入れること。過去に対して評価する言葉。
信頼:頼りになると信じること。未来の行動を期待する言葉。
【心理学的】には、
信用は条件付きで信じること。
信頼は無条件に信じること。
特に、信頼は、相手と良好な関係を気づく手段とされています。

自分は信頼されているかどうか、言われた側は敏感に感じ取ります。心無い言葉は、表情、口調、態度に心無い感じが出るからです。
信頼していなければ、気持ちが傷つくか、反発が生まれますので「勉強しなさい」、「勉強しているの?」
などと言わない方がましなのです。

信頼しても、自分の思い通りにならない(裏切られる)こともあります。
しかし、子どもも一個の個人です。そもそも、親の思うとおりになどなりません。子どもを尊重し、少し軌道修正したりして、成長していく姿を認めると、いい信頼関係ができ上ると思います。

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