結局はやる気とアドリブ性(2019年5月号)

 ダウンタウンの松本人志さんが「タウンワーク」のCM撮影インタビューで、働く若者に対し、「瞬間瞬間、今何をするかって、自分のひらめきというかアドリブってすごく大事だと思います」という発言をしていました。勉強もまさに、その通りだと共感しました。
 
 たくさん問題集を解いても、何時間勉強しても、自身でその意味が分かってなければ実力が身に着きません。あまり勉強してない生徒に、勉強したと言っている生徒が劣る時がありますが、勉強してない生徒は何をすべきか理解していて、少ない時間でどうするかをよく考えているからかもしれません。
 努力は否定しませんが、実りが遅い場合、言われたことをそのままやる、自分の考え(アドリブ)がない努力をしているかもしれません。「精神一到何事か成らざらん」とよく言いますが、結局は自分の意思、すなわちアドリブが大切だということです。

 何を言われたって、自分の考えで行動し、失敗し、やり直すやる気とアドリブ。塾でも勉強を教える前提として、大切なことだと考えています。

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