高校生は大学入試真っ只中。中学3年生は初めての入試、中学1,2年生は実力テストを迎えようとしています。テストへの取り組みはいつから始めるのがよいのでしょうか。
テストに挑むとき、勉強はいついつからやろうと開始日を設定することはよくあることですが、とても悪い勉強の仕方です。勉強というのは反復で身につくものですから、試験直前3日前に20時間やるよりは、10日前から毎日2時間ずつする方が効果的です。問題集を急仕立てで終わらせた人、地道にコツコツやった人では、直面しているテストの点数よりも、後々に行われる実力テストの点数が大きく違っています。
開始日を設定するということは逆に言えば、開始日までは勉強が放置されるということ。未来を見すぎて、現在過ぎゆく時間が無駄になってしまいます。
しなければならないことがある場合は、手遅れにならないよう、「いつから始めよう」と考えるのではなく、今からその日までいかに過ごすかを考えるようにする習慣を身につけると、「現在」をとても充実して過ごすことができます。
過去は、反省から現在を作り、未来は計画から現在を作ります。最高の現在を過ごせるように、未来を待つのではなく、未来に歩み寄れる時間の過ごし方をして、それぞれのテストに挑んでほしいと思います。
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