大人の勉強は興味の追求、収入などのためだったりしますが、特に小中学生の勉強は、強制であることが多いものです。テストの点数は子ども以上に、親が欲しいものだったりもします。
親は子どもの点数ばかりに目が行きがちで、子どものテストの点数が悪かったりすると、なぜだろう、どうしたらいいのだろうと、とてもとても悩むものです。
そんな時は、「勉強量」を分析しなければなりません。「今日は1時間勉強した」、「今日は10ページ問題集を解いた」・・・子どもはよく言います。でも、どちらも勉強が身についたということにはなりません。これらは、勉強時間と実施問題数であり、「勉強量」と区別すべきです。勉強量は定着度で判断します。つまり、できるようになった量が「勉強量」です。
「あれだけ勉強したのに成績が上がらない」という言葉をよく耳にしますが、勉強量を考えず、結果だけを見つめるとそういう考えになりがちです。実は、勉強した時間や、こなした問題数というのは、あくまでも勉強量の要因で、勉強した時間が多くても、問題数が多くても、勉強量自体は少ないことがよくあります。集中力や興味が足りず、時間をかけて、たくさん問題を解いても答えを写すだけで頭を使わず、やったつもりになっているなどの場合があります。
テストで点数が思うようにとれない場合、塾の小テストの結果などでご確認ください。学校の成績とかなり連動しています。塾の小テストが悪い、そして、塾の補習にも来ていないという状況であれば、最大限の努力ができていないことになります。
中高生に関しては、10月は日新館は月~金は17:00~22:00、土曜は10:00~22:00、日曜は2.5時間開き、170時間余り勉強するチャンスがありました。最高は125時間の滞在時間でした。部活がある、家の予定がある、学校行事がある、など案外欠席が多いものです。
成績が上がらないと悩んでいるときは、悪い成績を見て子どもを責めがちですが、後悔しても仕方がありません。
勉強時間だけでも、実績を作ってみることが今と未来に対してできる第一歩です。自分で勉強するのとは違い、塾では確認がつきまといます。甘えを許さない勉強をと考える時は、補習を活用していただきたいと思います。
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