速く走ろうとすると、かえって、遅くなる(H29.6月コラム)

コラム

人類最速のジャマイカのボルト選手。3大会連続で金メダルを獲得し、世界記録100m9.58秒の保持者。
日本の陸上短距離界では東洋大学の桐生祥秀選手。高校時代に、100m10.01秒を記録し、2016年のリオ五輪でも男子4×100mリレーで銀メダルを獲得し、日本人初の9秒台に注目が集まります。

2013年、両者のテレビ対談。

「速く走るためには、速く走ろうと思わないことだ」とボルト選手。
「大事なことは、トップスピードに乗ったらフォームを保ち、スピードを維持すること」
「トップスピードに乗ったら、それ以上は速くならない。だけど「記録を超えよう」と焦ってはいけない。」
「速く走ることばかり考えて、速度にテクニックが追いつかず、逆に遅くなる選手がたくさんいる。 」
「速く走ることではなく、「自分の走りをすることだけ」を考えたほうがいい。 」
自らが走り続ける理由を「走ることは楽しみであり、情熱だから」と語ったボルト選手。
当時10代で周りからのプレッシャーが心配された桐生選手に

「いいか、桐生。自分のために走れ。それが国のためになればいい。」
「まずは『自分のために走る』。そして『楽しむ』。それが日本のためになるんだ。決して国のためだけに走ってはだめだ。」と。
視点を変えると、「楽しみや、情熱がないところには結果はない」ということ。これは、勉強に関しても大いに言えることだと思います。

 

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